結論から言えば、リバテープとは熊本県のリバテープ製薬株式会社が製造・販売する救急絆創膏の商標名です。九州地方(熊本、福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、鹿児島)および沖縄県では、絆創膏そのものを総称する一般名詞のように広く使われています。
「リバテープと絆創膏は何が違うのか?」と疑問に思う方も多いですが、分類としてはセロハンテープにおける「セロテープ」や、ステープラーにおける「ホッチキス」と同じ関係性にあたります。製品カテゴリーとしては同じ救急絆創膏でありながら、特定メーカーの商品名が地域社会に深く根付いた結果、方言のような扱いを受けるに至りました。
外資系大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが展開する「バンドエイド」との決定的な違いは、その成り立ちとガーゼ部分の仕様にあります。バンドエイドが無色や透明のパッドを中心に展開しているのに対し、元祖リバテープは鮮やかな黄色い消毒薬を含んだパッドを採用しており、九州で育った世代にとってはこの「黄色いガーゼ」こそが傷の手当ての原風景となっています。