本作を巡る最大のターニングポイントとなったのが、東京都青少年の健全な育成に関する条例(都条例)に基づく規制問題です。単行本第6巻が刊行された2014年秋、東京都の審議会においてその過激な性描写が「青少年の性に関する健全な判断能力の育成を著しく阻害する」と判断され、不健全図書(有害図書)に指定される事態となりました。
不健全図書に指定されると、書店店頭での18歳未満への販売禁止や区分陳列が義務付けられます。版元である白泉社はこれを受け、流通混乱を回避するために単行本の自主回収および出荷停止措置を断行しました。さらに以降の単行本では、過激シーンに対する白抜きやトーンによる大幅な修正が施されることとなり、青年漫画の表現規制をめぐる象徴的事例として出版業界に大きな波紋を広げました。