Q1:なぜ冠動脈の血流は心臓の拡張期に増加するのですか?
A1:心室収縮期は分厚い心筋が強く収縮して冠動脈を圧迫する上、大動脈弁が開くことで大動脈基部にある冠動脈入口部が塞がれ気味になります。一方、心室拡張期になると心筋が弛緩して血管への圧迫が解け、大動脈弁が閉鎖して大動脈内の弾性反跳圧がかかるため、冠動脈へ一気に血液が流れ込みます。
Q2:刺激伝導系の順番を効率よく覚える方法はありますか?
A2:「どう・ぼう・ひ・きゃく・ぷ(洞結節 → 房室結節 → ヒス束 → 脚 → プルキンエ線維)」とリズムで覚えるのが最も確実です。起点となる「洞結節」が右心房の上部に位置している解剖学的イメージとセットで記憶すると定着しやすくなります。
Q3:心臓の弁で「2枚」なのは僧帽弁だけですか?
A3:はい、房室弁の中で2枚の弁尖からなるのは左心房と左心室の間にある「僧帽弁(二尖弁)」のみです。右心房と右心室の間の三尖弁、そして大動脈弁と肺動脈弁(半月弁)はいずれも3枚の弁尖で構成されています。「左の房室弁だけが2枚」と整理しておくと迷いません。