昼の顔がダルバートなら、夜のネパールレストランは熱気あふれるスパイス居酒屋へと変貌を遂げる。その主役を務めるのが、ネパール風小籠包として知られる「モモ」だ。蒸したてのモモにかぶりつくと、肉汁とエキゾチックなスパイスの香りが口いっぱいに弾け飛ぶ。胡麻やトマトベースのスパイシーなタレ「ゴルベラ・コ・アチャール」をたっぷり絡めれば、冷えたビールやネパールのラム酒「ククリラム」の手が止まらない。
さらに、酒乗りたちの間で絶大な人気を誇るのが「スクティ(干し肉のスパイス炒め)」や「セクワ(ネパール風串焼き肉)」だ。噛めば噛むほど肉の旨味が溢れ出し、特有のスモーキーな香りが鼻を抜ける。仕事帰りにふらりと立ち寄り、カウンターで異国情緒に浸りながら一杯やる——そんな贅沢な夜の楽しみ方が、いま日本の社会人の間で大きなブームとなっている。