比較的若年層や小児に多く、見た目の派手さに反して自然治癒が見込める疾患も存在します。その代表例がジベルばら色粃糠疹(画像で確認される典型例)です。
ジベルばら色粃糠疹では、まず胴体や太ももなどに2〜5cmほどのやや大きめな楕円形の斑点(初発疹/ヘラルドパッチ)が1個出現します。その1〜2週間後、周囲に少し小さめの淡紅色斑が体幹の皮膚のシワ(皮膚割線)に沿ってクリスマスツリーのように整然と配列するのが特徴です。細かい粉(鱗屑)をふくことがありますが、かゆみは軽微か全くない場合が多く、通常は1〜2か月ほどで痕を残さず自然消退します。
また、突発性発疹やパルボウイルス感染症(リンゴ病)に代表されるウイルス性発疹症や、子どもの発疹でかゆみなしの症例では、ウイルス感染に対する免疫反応として皮膚症状が現れます。高熱が下がったタイミングで全身に細かい赤みが出現するケースが多く、患児本人は機嫌良く過ごしていることも少なくありません。