2024年夏ドラマの成功を支えたのは、主演からバイプレイヤーに至るキャスト陣の圧倒的な演技力でした。
『海のはじまり』では、初の父親役に挑んだ目黒蓮が、未熟ながらも誠実に娘と向き合う主人公の成長を体現。娘役を演じた子役・泉谷星奈の自然体かつ情感豊かな演技は「天才子役」と絶賛され、二人の関係性を見守る恋人役の有村架純、亡き元恋人の母役・大竹しのぶの重厚な演技が作品に比類なき深みを与えました。
『ブラックペアン シーズン2』では、二宮和也が前作の渡海とは全く異なる人格の天城雪彦を創出。フランス仕込みの優雅さと冷酷さを併せ持つキャラクターを完璧に演じ分け、若手医師役の竹内涼真や院長役の内野聖陽との息詰まる対決シーンで視聴者を魅了しました。
さらに『新宿野戦病院』における仲野太賀の存在感も見逃せません。金と名誉に目が眩んだチャラい医師が、歌舞伎町の現実やヨウコの信念に触れて葛藤する内面を、持ち前のコメディセンスと高い演技技術で演じ分け、実力派としての評価を確固たるものにしました。