映画『魔法使いの夜』公開日と続編の真相|制作進捗と評価を徹底解剖

映画『魔法使いの夜』公開日と続編の真相|制作進捗と評価を徹底解剖

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劇場版と並んでファンの間で常に熱望されているのが、原作ゲームの「続編」問題です。『魔法使いの夜』は、もともとライターの奈須きのこ氏が1996年冬に執筆した未発表小説が原典であり、PCゲーム版として2012年に発売されたストーリーは、全体構想における「第1部」に過ぎません。

当時の各種インタビューや雑誌メディアでの証言によると、奈須氏は本作を「全3部作」として構想しており、青子たちの高校生活における次なる季節、そして草十郎の秘められた出自や過去が明かされるプロットが存在することを公言していました。しかし、2012年の第1作発売以降、続編となる「魔法使いの夜2」の発売日は未定のまま今日を迎えています。

この空白期間の背景には、TYPE-MOONの制作ラインの劇的な変化が存在します。2015年にサービスを開始したスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order(FGO)』が世界的な社会現象となり、奈須きのこ氏自身がメインシナリオの執筆・監修に膨大な可処分時間を投じることとなりました。さらに、ファン待望のフルリメイク作『月姫 -A piece of blue glass moon-』(2021年)のリリース、そして現在も鋭意開発が進む「月姫・裏ルート(other side of red garden)」の執筆が最優先事項として設定されています。

奈須氏は過去の対談等において「『まほよ』の続きは自分の中に確固として存在するが、これを形にするにはあまりにも多くの執筆カロリーを必要とする」といった趣旨の吐露を残しています。草十郎の物語の行く末は構想されつつも、商業的・時間的リソースの配分上、続編の執筆は事実上のペンディング状態にあるというのが客観的な真実です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。