閉店以降、SNSや地域掲示板などで定期的に拡散されるのがマクドナルド江の島店の再オープン説です。「片瀬江ノ島駅前のテナントビルに入るらしい」「新江ノ島水族館の近くに規模を縮小して復活するのではないか」といった噂が幾度となく浮上しては消えていきました。しかし、現地取材と公式発表資料を突き合わせると、これらはファンの願望が先行した事実無根の情報であることが分かります。
日本マクドナルドホールディングスのIR資料および出店戦略を確認しても、2024年から2026年にかけて江の島海岸沿いにドライブスルーを伴う大型店舗を新設する計画は発表されていません。現在同社が注力しているのは、「郊外幹線道路沿いの大型ドライブスルー店舗(デュアルレーン対応)」か「主要駅前の高密度デリバリー対応型店舗」への二極化投資です。
片瀬海岸のような「季節変動が極めて激しく、夏季や連休に需要が集中する観光立地」かつ「駐車場面積の確保が困難で地価が高騰しているエリア」は、年間を通じた安定稼働とDX投資の回収を重視する現代のファストフード経営において、極めてハードルが高い立地条件に分類されます。したがって、近い将来に同規模のオーシャンビュー店舗として再出店する可能性は極めて低いと言わざるを得ません。