科学が明かすドーパミンの出し方|やる気と集中力を劇的に引き出す脳科学

科学が明かすドーパミンの出し方|やる気と集中力を劇的に引き出す脳科学

科学が明かすドーパミンの出し方|やる気と集中力を劇的に引き出す脳科学に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

ネット上では「ドーパミンをドバドバ出す方法」といった過激なフレーズが溢れていますが、ここには脳科学的な大きな罠が潜んでいます。安易な快楽刺激によって短時間で急激なドーパミンスパイク(急上昇)を作ると、脳のホメオスタシス(恒常性維持機能)が働き、反動としてドーパミン基準値が急降下します。

大手ネット掲示板やSNSのコミュニティ、メンタルヘルス関連の相談スペースには、次のようなリアルな生の声が寄せられています。

「ショート動画を2時間見続けた後、頭がモヤモヤして自己嫌悪に陥り、部屋の掃除すら手につかなくなる(20代会社員・男性)」
「ソシャゲのガチャや通知チェックばかり気になり、仕事の企画書を書こうとすると強烈な退屈と苦痛を感じてしまう(30代クリエイター・女性)」

手軽に得られる高刺激(SNSの無限スクロール、ギャンブル、ジャンクフード、ポルノなど)は、本来生存や努力のために用意された報酬系をハイジャックします。その結果、日常の地道な努力や読書、仕事といった「ゆっくりと報酬が得られる建設的な活動」に対して脳が全く快感を覚えなくなる「ドーパミン耐性」が形成されてしまうのです。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。