『ゼルダの伝説』はアクションアドベンチャーだったはずだ。しかし、ティアキンはそれを「物理演算の砂場」へと変貌させた。バッテリーという有限の制約があるからこそ、プレイヤーは工夫を凝らす。もし無限に動くエネルギーが最初から与えられていたら、これほど多様な発明は生まれなかっただろう。
不自由さの中にこそ、創造性の種がある。限られたバッテリー残量を示す緑色のゲージを見つめながら、目的地まで届くかどうかのスリルを楽しむ。この絶妙なバランス設計こそが、発売から数年経った今でもプレイヤーを惹きつけてやまない理由なのだ。