劇場を訪れる人々のお目当ては、観劇だけにとどまらない。宝塚駅から劇場へと続く「花のみち」周辺の飲食店やホテルは、観劇前後の高揚感を満たす重要な役割を担っている。近年では、地元自治体と連携した体験型観光プログラムや、劇場周辺の歴史的建造物を活かしたカフェ巡りなどが人気を博している。
単なる「観劇の場」から「街全体を楽しむハブ」へ。このシフトは、インバウンド(訪日外国人客)の取り込みにも寄与している。言葉の壁を越えるタカラヅカの圧倒的なビジュアルと音楽は、海外からの旅行者にとっても魅力的なコンテンツだ。ローカルとグローバルが交差する場所として、劇場は新たな価値を生み出し始めている。