おひつ膳田んぼにおける食事は、単にお腹を満たす作業ではなく、ひとつの完成された「食の体験」です。各テーブルに備え付けられた薬味とお茶を駆使し、おひつのご飯を3段階で変化させて味わうことこそが、同店を120%楽しむための作法です。
【一巡目:米そのものの甘みを噛み締める】
まずはおひつの蓋を開け、立ち上る湯気と米の香りを楽しんだ後、茶碗に軽く一杯よそいます。おかずには手をつけず、炊きたての白飯だけを口に運んでください。噛むごとに広がる自然な甘みと、適度に水分が抜けて粒立ちの良くなった食感に驚かされるはずです。その後、主菜の焼き魚や小鉢とともに純粋な白飯の美味しさを堪能します。
【二巡目:薬味を添えておひつをおかわり】
茶碗が空になったら、卓上の香の物や備え付けの特製味噌、刻み海苔などを添えて味に変化をつけます。なお、同店ではおひつのご飯を1回まで無料でおかわり可能(または茶碗盛りのおかわり対応)となっています。炊きたての熱々が再び補充されるため、遠慮なくおかわりを申し出るのが鉄則です。
【三巡目:特製玄米茶出汁で締めくくる絶品茶漬け】
最後はおひつに残ったご飯を茶碗によそい、魚の身を少し残しておいてご飯の上に乗せます。そこに卓上の「ぶぶあられ」「きざみ海苔」「生わさび」をたっぷりと振りかけ、急須で提供される熱々の特製玄米茶を回しかけます。香ばしい玄米茶の香気と魚の塩気、わさびの清涼感が渾然一体となり、サラサラと喉を通る至福の締めくくりが完成します。