ネット上の掲示板やSNSでは、「リフトアップすると自動ブレーキが効かなくなる」「車検に絶対通らない」といった極端な言説が散見されます。しかし、現場の法規と構造基準を精査すると、正しい理解が必要です。
まず、車検基準(道路運送車両法)において、全高の変化が指定部品によるスプリング交換等でプラスマイナス40mm以内であれば、構造等変更の手続きなしで継続検査(車検)をクリアできます。各社からリリースされている「1インチアップキット(約25〜30mm)」が合法仕様として広く普及しているのはこのためです。
一方で注意すべきは、先進運転支援システム(スズキ セーフティ サポート)の単眼カメラおよびレーダーのエイミング(校正作業)です。車高が変わるとセンサーの検知角度に狂いが生じる可能性があるため、リフトアップ施工実績の豊富な認証工場やプロショップに依頼し、安全装置の補正確認を怠らないことが不可欠です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
白ハスラーのカスタムにおいて後悔しないための明確な判断基準を提示します。
▼カスタムを強くおすすめできる人
- 他人と被らない独自の個性を演出しつつ、将来の売却時(リセール)の価値も意識したい人
- アウトドアやキャンプでの実用性と、写真映えするデザイン性の両立を求めている人
- DIYでエンブレム塗装やシートカバー装着など、少しずつ愛車を進化させる過程を楽しみたい人
▼慎重な検討・計画が必要な人
- 洗車頻度を極力減らしたい人(オフロードタイヤによる巻き上げ汚れやフェンダーの砂埃が白ボディは目立ちやすいため)
- 乗り心地の柔らかさを最優先したい人(インチアップや硬めのサスペンション導入により、路面の突き上げ感が増す傾向があるため)