小児期であれば学校の身体測定や成長曲線によって早期発見されやすいものの、大人になってからは「単なる小柄な体質」として見過ごされがちです。しかし、内分泌系の異常が原因である場合、低身長以外にも全身性の不調となって現れます。
以下の成人低身長症 症状チェックに複数該当する場合、単なる体質ではなく内分泌代謝疾患の可能性を考慮する必要があります。
【主な自覚症状・身体的兆候】
・標準的な食事量であるにもかかわらず内臓脂肪が急増し、コレステロール値や中性脂肪が異常に高い
・十分な休養をとっても回復しない慢性的な倦怠感や筋力・持久力の著しい低下
・若年期であるにもかかわらず骨密度検査で骨粗鬆症や骨減少症を指摘された
・皮膚の乾燥や菲薄化、発汗量の極端な減少
・気力の低下や抑うつ傾向など、精神的活力の減退
低身長症 大人の診断基準においては、単に「背が何cmか」だけでなく、複数のホルモン負荷試験(インスリン負荷試験やGHRP-2負荷試験など)によって成長ホルモン(GH)およびIGF-1(ソマトメジンC)の血中濃度を厳格に測定し、下垂体機能の全般的な評価が行われます。