予約なしで現地へ向かう際、最も重要な武器となるのが「P1からP5までの各駐車場の構造的特性とターミナルごとの利用実態」を正確に把握しておくことです。多くのドライバーは利用航空会社があるターミナル前の駐車場へ盲目的に並びがちですが、それぞれの運営母体や回転率には決定的な落とし穴が存在します。
日本航空(JAL)や日本トランスオーシャン航空が発着する第1ターミナル前にはP1とP2が配置されています。全日本空輸(ANA)やエア・ドゥ、ソラシドエアが利用する第2ターミナル前にはP3とP4が隣接し、国際線主体の第3ターミナルにはP5が直結しています。それぞれの特性を現場目線で分解すると、以下のような明確な格差が浮き彫りになります。
ここで特筆すべきは、羽田空港における国内線駐車場と国際線駐車場の決定的な回転率の差です。P1〜P4の国内線駐車場では、ビジネス出張の日帰り客や1泊2日の週末旅行客が多いため、午前中に入庫した車両が夕方から夜にかけて続々と出庫し、一定の入れ替わりが発生します。これに対し、第3ターミナルのP5は海外旅行客が主たる利用者であるため、平均駐車日数が3日から1週間以上におよびます。つまり、一度満車サインが点灯すると「誰かが飛行機から降りて車を出してくれるまでの時間」が途方もなく長く、列の進み具合が国内線と比べて圧倒的に鈍化します。