旅行クチコミサイトや掲示板などで「伊香保温泉とどろき 噂の真相」と検索するユーザーの多くは、低評価レビューに書かれた「建物の老朽化」や「大混雑」の実態を気にしています。実際に寄せられている評価の構図を紐解くと、宿泊客の期待値と宿のコンセプトとの間に生じる認識のズレが主な要因であることが浮き彫りになってきました。
まず最も多く指摘される「館内の古さ」についてです。元来の老舗ホテルを大江戸温泉物語グループが再生した経緯があるため、共用部分の廊下や階段、一部の旧式客室には昭和の風情が色濃く残っています。しかし、運営側による段階的な改装が進められており、ロビー周辺や一部客室フロアは現代的な意匠へと生まれ変わっています。「全体がピカピカの最新リゾート」を想像して訪れた層にはギャップが生じるものの、昭和レトロな温泉情緒と割り切って利用する層からは「清掃が行き届いており不快感はない」と概ね好意的に受け止められています。
次に、伊香保特有の「泉質」に関する誤解も見逃せません。伊香保温泉といえば茶褐色の「黄金の湯(こがねのゆ)」を連想する旅行者が多いですが、とどろきで引湯されているのは、平成になってから湧出が確認された無色透明の「白銀の湯(しろがねのゆ)」です。この事実を知らずに「お湯が茶色くない」と不満を漏らす声が存在しますが、刺激が少なく肌あたりが柔らかな白銀の湯は、長湯に適し小さな子ども連れや高齢者にも優しい泉質として定評があります。