Q1:公用文や行政文書では「預かる」「預る」のどちらを使うのが正解ですか?
A1:公用文では文化庁の「送り仮名の付け方」通則1の本則に従い、「預かる」を使用するのが公的なルールです。2022年に改定された「公用文作成の考え方」でも分かりやすい表記が重視されており、動詞の送り仮名を省いた「預る」は原則として使用されません。
Q2:「預り証」と「預かり証」、領収書や受領書ではどちらを書くべきですか?
A2:どちらを記載しても法的な効力や領収証としての有効性に差はありません。一般的なビジネス文書としては本則の「預かり証」が推奨されますが、税法や商慣行として「預り証」も広く認められているため、自社の既存フォーマットや社内規程に統一されていれば問題ありません。
Q3:パソコンやスマホで「あずかる」と入力して変換した際、「預る」が候補に出るのはなぜですか?
A3:日本語IME(文字入力システム)が、過去の法令文書や文学作品、文化庁告示の「許容表記」のデータを学習・保持しているためです。誤変換ではありませんが、現代の一般的なビジネスメールや公式文書では第一候補として表示される「預かる」を選択するのが確実です。
Q4:「お預かりします」を「お預りします」と書くのは失礼にあたりますか?
A4:失礼とまでは言えませんが、受け手によっては「送り仮名が抜けている」「少し不自然で固い」という違和感を与える可能性があります。接客や営業メールにおける敬語表現(お+動詞連用形+します)としては、より丁寧で可読性の高い「お預かりします(お預かりいたします)」を使用するのが無難です。