池松壮亮の歩んできたこれまでの経歴は、同世代の俳優の中でも極めて異彩を放っています。1990年生まれ、福岡県出身の彼は、劇団四季のミュージカル『ライオン・キング』でヤングシンバ役を務めた後、2003年のハリウッド大作映画『ラスト サムライ』で映画初出演を果たしました。言葉を発さずとも感情を伝える少年の瞳は、世界中の映画人を驚嘆させました。
その後、日本大学藝術学部映画学科で監督コースを専攻しながら数々の名作に出演。代表作として挙げられる映画一覧には、日本映画史に残るタイトルがずらりと並びます。
・『横道世之介』(2013年)
・『紙の月』『愛の渦』(2014年)
・『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017年)
・『宮本から君へ』(2019年)
・『シン・仮面ライダー』(2023年)
・『白鍵と黒鍵の間に』(2023年)
・『ぼくのお日さま』『本心』(2024年)
特に庵野秀明監督がメガホンをとった『シン・仮面ライダー』での主人公・本郷猛役は、孤独と悲哀を背負いながら闘う新たなヒーロー像を提示し、幅広い世代に強烈なインパクトを残しました。子役時代の栄光に甘んじることなく、インディーズから大作まで泥臭く表現と向き合い続けてきた実績が、現在の揺るぎない信頼を支えています。