223馬力の高出力を誇るプラグインハイブリッドモデル(PHEV)は、リッター燃費の概念そのものを塗り替える存在です。カタログ上のプリウスPHEVリッター燃費(ハイブリッド燃料消費率)は26.0km/L(WLTC)ですが、日常の使われ方によって燃料消費の度合いは劇的に変化します。
実際のオーナー記録や取材データによると、PHEVモデルのEV走行可能距離はフル充電で約87km〜105km(19インチ/17インチ仕様による)を確保しています。日々の通勤や買い物など、1日の移動が片道30km圏内であれば、ガソリンを1滴も使わずに完全な電気自動車(BEV)として運用可能です。その結果、自宅充電を併用しているユーザーの間では「前回の給油から半年間スタンドに行っていない」「生涯平均燃費計がリッター99.9kmでカンストした」といった特異な報告が日常茶飯事となっています。
長距離ドライブに出てバッテリー残量がゼロになった後の「ハイブリッドモード走行」でも、実燃費はリッター21.0〜24.5kmと極めて優秀です。大容量バッテリーによる約150kgの車重増を抱えながらも、最新の第5世代ハイブリッド制御が高効率な回生ブレーキとエネルギーマネジメントを完結させている証拠と言えます。