絶頂期にあった二人のコンビ活動に、突如として暗雲が立ち込めたのが1966年7月でした。浜田光夫がロケ先の名古屋市内の飲食店で、酔客同士のトラブルに巻き込まれ、割れたガラス瓶の破片によって右目を深く負傷する大事故に遭ったのです。
右目の失明危機という俳優生命を揺るがす事態に、日本中に大きな衝撃が走りました。吉永小百合は直ちに病院へ駆けつけ、懸命な治療を続ける浜田光夫を励まし続けました。しかし、長期の治療とリハビリを余儀なくされたことで、日活は吉永小百合の相手役として新たに渡哲也らを起用することとなり、映画界を一世風靡した「サユリ・光夫」の黄金コンビは事実上の休止期を迎えることとなりました。