LOOKは、鈴木トオル氏(ボーカル・ギター)、千沢仁氏(ピアノ・ボーカル)、チープ広石氏(サックス)、山本はるきち氏(シンセサイザー)という、卓越した演奏技術を持つ4人のバンドメンバーで構成されていました。ツインボーカル体制やサックスを前面に押し出したアンサンブルは、当時のバンドシーンにおいて極めて前衛的な試みでした。
しかし、デビューからわずか3年半が経過した1988年12月、LOOKは突如として活動に終止符を打ちます。解散の背景には、メンバー全員が非常に高いクリエイティビティを持っていたがゆえの音楽性の相違と方向性の乖離がありました。ポップスを追求する路線と、よりプログレッシブかつ実験的なサウンドを志向するメンバー間の意識のズレが生じ、それぞれの才能を個別のフィールドで開花させるため、バンドは前向きな解散を選択することとなりました。