2016年の最初の不倫報道時、世間の視線を集めたのは三田寛子さんの記者対応でした。自宅前に集まった無数の報道陣に対し、終始落ち着いた柔らかな笑顔を崩さず、自ら雨の中で取材陣にお茶を配る気配りを見せました。
会見で彼女が語った「ここからが彼の男の腕の見せ所」「雨降って地固まる、となるよう夫婦で精進いたします」という言葉は、夫の非を認めつつも決して相手を突き放さず、名門の看板を守り抜く完璧な立ち振る舞いとして「伝説の神対応」と絶賛されました。1991年に映画の共演などをきっかけに大恋愛の末に結婚した二人の絆は、当時はまだ強固に見えていたのです。
ところが、2度目、3度目と不貞行為が繰り返されるにつれ、三田さんの対応には明確な変化が生じました。公の場での過度な釈明は避け、取材に対しても抑制された受け答えにシフト。「家族として重く受け止めている」といった言葉の端々に、度重なる裏切りに対する冷徹な現実認識と深い葛藤が滲み出ていました。