「ブルガリは単なるファッションブランドの時計」という認識は、現在の時計業界においては完全なる時代遅れの誤解です。時計愛好家や業界関係者が口を揃えて指摘する、ブルガリの真の姿を知るべきです。
ブルガリは2000年代以降、時計界の伝説的工房であった「ダニエル・ロート(Daniel Roth)」や「ジェラルド・ジェンタ(Gérald Genta)」を傘下に収め、スイスのル・サンティエに本格的なマニュファクチュール(自社一貫製造施設)を設立しました。ケース、ダイヤル、極薄ムーブメントのすべてを自社で設計・製造する体制を完璧に整えています。
その技術的到達点が、2014年より展開されているオクト フィニッシモ(Octo Finissimo)です。これまでにトゥールビヨン、ミニッツリピーター、クロノグラフ、パーペチュアルカレンダーなど、数々の複雑機構において「世界最薄記録」を次々と樹立。スイス時計の頂点を競うジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)でも最高賞である「金の針賞」を受賞するなど、高級時計ブランド格付けにおいても世界トップクラスのウォッチメゾンとして認知されています。
したがって、「時計の中身を知る愛好家」ほどブルガリの技術力をリスペクトしており、「恥ずかしい」と揶揄する声は単に過去のイメージに囚われているか、近年の技術革新を知らない層による意見であることが分かります。