ネット上の簡易的な英語解説記事では、「『let me know』の前に『Please』をつければ丁寧な敬語になる」と短絡的に説明されるケースが散見されます。しかし、ここには重大な落とし穴が潜んでいます。
英語圏のビジネス環境において、「Please + 命令文」は文脈によって「指示」「催促」の響きを帯びることがあります。特にプロジェクトの納期直前や、未払いの請求書に関する連絡で「Please let me know the status immediately」と書いた場合、丁寧なお願いではなく「至急状況を報告してください」という強いプレッシャーとして伝わります。
敬意を払うべき相手に対して真に配慮を示すのであれば、命令形を避け、以下のような疑問文や条件節を用いたlet me know 使い方を徹底してください。
- When you have a moment, could you please let me know?(お時間のある際にご教示いただけますでしょうか?)
- Should you have any questions, please feel free to let us know.(ご不明点がございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。)
後者の「please feel free to let us know」は、問い合わせに対する敷居を下げる定番フレーズとして、メールの末尾(ビジネス英語 メール結び)に配置することで、相手に心理的負荷を与えずに円滑な連絡を促す効果を発揮します。