修了検定の一発アウト基準とは?落ちる原因と合格のコツを徹底検証

修了検定の一発アウト基準とは?落ちる原因と合格のコツを徹底検証

修了検定の一発アウト基準とは?落ちる原因と合格のコツを徹底検証について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

指定自動車教習所で行われる修了検定では、採点基準が極めて明文化されています。試験開始時はすべての受験者に100点が与えられ、運転行動の誤りごとに減点細目(5点、10点、20点など)が引かれていき、コース完走時に70点以上残っていれば合格となります。しかし、どれだけ点数を残していても、重大な交通事故につながる「危険行為」を犯した場合は、その瞬間に点数がゼロとなり、検定中止が言い渡されます。

道路交通法規および運転免許技能試験実施要領で定められている主な検定中止項目は、以下の類型に大別されます。

① 信号無視および指定場所不停止(一時不停止)
コース内の交通信号における赤色・黄色信号の無視、および「止まれ」の標識や赤点滅信号線での不停止です。完全に車輪の回転が止まる状態を作らなければ、わずか数センチ動いている「徐行」であっても不停止とみなされ、即刻アウト判定が下されます。

② 脱輪(大脱輪・乗り上げ後の強行)
クランクやS字、あるいは外周のカーブにおいて、車輪が縁石やコース外へ完全に乗り上げ、そのまま進行を続けようとした場合に適用されます。縁石に乗り上げた瞬間に自力で気付いて停止し、正常にコース復帰を試みれば減点にとどまりますが、そのままアクセルを踏んで通過しようとすれば即検定終了となります。

③ 接触(接触大・ポール倒伏)
クランクコースのポール、コース脇の縁石、フェンス、前後の車両などに車体を接触させる行為です。衝突の規模にかかわらず、車体の一部(バンパーやドアミラー)が障害物に触れた時点で危険行為とみなされます。

④ 試験官による補助動作(危険回避の介入)
助手席の検定員から補助ブレーキを踏まれたり、ハンドルを掴んで軌道修正されたりした場合、例外なくその場で一発アウトとなります。前走車への急接近、対向車とのすれ違い時の側方間隔不足、歩行者等への衝突危機など、検定員の回避介入を招いた運転は「道路交通の危険を生じさせた」と認定されます。

⑤ 進行妨害・安全妨害
優先道路を通行する交差車両の進行を妨げたり、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいるにもかかわらず停止せずに通過したりする行為です。法規上、保護すべき対象を脅かしたと判断されます。

⑥ 速度超過・逆走・発進不能
指示速度区間を大幅に超える過度の高速度走行、指定された進行方向と逆向きに走行する逆走、および坂道発進や踏切、交差点等で4回以上エンストして走行不能に陥った場合も検定中止となります。

山田 真由
著者

山田 真由

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