日本国内でこの言葉を決定づけたのは、1981年にリリースされた松本伊代さんのデビューシングル『センチメンタル・ジャーニー』(作詞:湯川れい子、作曲:筒美京平)です。「伊代はまだ、16だから」という象徴的なワンフレーズは、80年代アイドルシーンの金字塔として知られています。
この楽曲における「センチメンタル・ジャーニー」は、地理的な移動だけを指しているわけではありません。少女から大人の女性へと移り変わる思春期特有の揺れ動く心、恋への憧れと戸惑いを抱えた「心の旅路」をメタファーとして描いています。
湯川れい子氏の卓越した言葉選びによって、欧米ルーツのノスタルジックな概念が、みずみずしい青春の輝きと切なさを象徴する言葉へと見事に再定義されました。