第56代横綱・二代目若乃花の波乱万丈|栄光と病魔に挑んだ真実

第56代横綱・二代目若乃花の波乱万丈|栄光と病魔に挑んだ真実

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相撲ファンのみならず一般世論でもしばしば混同されるのが、「歴代の若乃花」の関係性です。結論から言えば、二代目若乃花は花田一族の「血縁」ではありません。初代若乃花(花田幹憲)の愛弟子であり、長女と婚姻関係を結んで一時期義理の息子となったものの、血のつながりを持つ直系親族ではありませんでした。

これに対し、平成の若貴ブームを創出した三代目若乃花(花田虎上)は、初代貴ノ花の長男であり、初代若乃花の甥にあたります。歴代3名の若乃花はいずれも横綱まで登り詰めた大相撲史上の奇跡的な名跡ですが、その背景と立ち位置には大きな相違点が存在します。

代数・四股名本名・血縁関係最高位・幕内優勝取り口・主な特徴初代 若乃花幹士花田 幹憲
(花田家宗家)第45代横綱
優勝10回「土俵の鬼」と称された異名。栃錦との「栃若時代」で大相撲黄金期を築く。二代目 若乃花幹士下山 勝則
(初代の直弟子・元女婿)第56代横綱
優勝4回「若三杉」時代にアイドル的人気。美しい筋肉美と切れ味鋭い下手投げが特徴。三代目 若乃花勝花田 虎上
(初代の甥・貴ノ花の長男)第66代横綱
優勝5回「お兄ちゃん」として弟・貴乃花と若貴ブームを牽引。多彩な技を誇るお家芸。

相撲関係者の回顧録によると、二代目は師匠である初代若乃花からその素質を極めて高く評価され、後継者候補として全幅の信頼を置かれていました。しかし、その「初代の娘婿」という重責は、名門部屋の内外における人間関係に複雑な影を落とすことにもなったのです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。