巷の恋愛コラムでは「恋煩いは相手への純粋な愛の証」「辛いほど運命の恋」といったロマンチックな言説が散見されますが、これは心理学的には危険な誤解です。
強烈すぎる恋煩いの正体は、相手への愛ではなく「自分の欠乏感を相手で埋めようとする投影」や「オキシトシン受容体の感受性過多による不安型愛着」であるケースが多々あります。相手を神格化し、自分の人生の主権を相手に明け渡してしまうと、それは恋愛ではなく「恋愛依存症(共依存)」の領域に足を踏み入れていることになります。相手が誰であっても過度な恋煩いを繰り返してしまう人は、自尊心の低さや孤独感に根本的な原因が潜んでいる点を見落としてはなりません。