石坂浩二の凄みは、単にビジュアルが優れていただけでなく、同時代を代表する大女優たちを本気で虜にした規格外のモテエピソードの数々にあります。
かつて「小悪魔」と称され、芸能界きってのプレイガールとして名を馳せた女優・加賀まりこは、若き日の石坂浩二について「とにかく綺麗で、頭が良くて、洒落ていた」とテレビ番組の回顧インタビューで率直に語っています。二人は青春時代に交際しており、互いの才能と美貌を認め合う伝説的なカップルとして知られていました。
そして1971年、大女優・浅丘ルリ子と結婚。ドラマでの共演をきっかけに結ばれた二人の結婚式は、美男美女の最高峰カップルとして日本中を熱狂させました。約30年の結婚生活を経て2000年に離婚に至ったものの、二人の関係性は極めて成熟したものでした。2017年のドラマ『やすらぎの郷』では元夫婦での共演が実現し、制作発表の記者会見でも互いへの深い敬意と信頼をユーモア交じりに語り合う姿が大きな話題を呼びました。
石坂浩二がこれほどまでに女性を惹きつけた理由は、外見の美しさに加えて「相手を飽きさせない圧倒的な知識量」「洗練された会話のセンス」、そして「自立した人間同士として対等に向き合うジェントルマン精神」があったからに他なりません。