ファンの間で長年議論されてきたのが、「三原修二が変身するようになってからデルタが弱くなったのではないか?」という疑問です。北崎時代の圧倒的な強烈さと比較され、「三原デルタ=弱い」という印象を持つ視聴者も少なくありません。
しかし、この評価には明確な理由が存在します。三原は格闘経験のない一般の若者であり、オルフェノクとしての特異な戦闘本能も持ち合わせていませんでした。さらに、デルタギアの精神誘導を拒絶し、「純粋に自分の理性の範囲内だけで制御していた」ため、ギアが持つ本来のリミッター解除性能を引き出していなかったのです。
裏を返せば、三原は恐怖に震えながらも仲間を救うために必死でトリガーを引き続けました。終盤では草加カイザ亡き後、ファイズとともにオルフェノクの王に立ち向かうなど、スペックの数値以上の粘り強さを発揮。「人間性を捨てずに使いこなした唯一の装着者」として、物語上極めて重要な役割を果たしています。