石野陽子の恋愛遍歴を語る上で欠かせないのが、昭和から平成のバラエティ界を牽引した故・志村けんさんとの関係です。
伝説的コント番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』で魅せた息ぴったりの掛け合いは日本中のお茶の間を沸かせ、プライベートでも約15年間にわたり事実上の同棲・熱愛関係にあったことは広く知られています。
当時、志村さんは本気で結婚を考えていたと伝えられていますが、20代前半だった石野陽子は「ひとりの女優として一本立ちしたい」「まだ誰かの妻という枠に収まりたくない」という強い向上心を抱いていました。仕事への情熱と自立心から最終的に別れを選んだものの、二人の絆は破局後も途絶えることはありませんでした。
後年に舞台『志村魂』で再び共演を果たした際も、志村さんは彼女の女優としての才能を誰よりも高く評価し、石野陽子も恩師であり戦友である志村さんへ深い敬意を抱き続けていました。若き日の濃密な経験が、彼女の自立した結婚観を形作ったと言えます。