鈴木杏樹さんのキャリアを語る上で欠かせないのが、日本の芸能界でも極めて稀有なイギリス・ロンドンでの歌手デビューという異色の経歴です。
神戸のインターナショナルスクールに通っていた彼女は、音楽関係者にスカウトされ単身渡英。1990年、現地の名門音楽プロダクション(カイリー・ミノーグらを手掛けたPWL)から「KAKKO」名義で楽曲『We Should Be Dancing』をリリースしました。当時のUKポップシーンに溶け込む洗練されたファッションと愛らしいルックスは、現地メディアでも取り上げられるほどでした。
帰国後の1992年、テレビドラマ『愛という名のもとに』で本格的に女優デビューを飾ると、その透明感と上品な佇まいで一気に全国区の人気を獲得。バブル崩壊後の日本に爽やかな風を吹き込む大型新人として、瞬く間にトップ女優の階段を駆け上がっていきました。