シャツのシワを防ぐために最も重要でありながら、多くの人が見落としているのが「洗濯機の脱水時間」です。
全自動洗濯機の標準コースでは、脱水が5分〜8分程度に設定されているケースが一般的です。しかし、繊維製品のケア検証データによると、シャツにシワがつかない理想の脱水時間は「30秒から最長でも1分」とされています。水分を適度に残したまま取り出す「濡れ干し(ドリップドライ)」を行うことで、水分の重みによって生地全体が下へと引っ張られ、乾く過程で自重によりシワが自然と伸びていくためです。
さらに、干し方の工夫ひとつで仕上がりは劇的に変わります。
- 干す前の「振りさばき」:洗濯機から取り出したら、シャツの両肩を持って空中でバサバサと2〜3回強めに振り、大きなシワを叩き出します。
- 手のひらアイロン:ハンガーにかけた後、エリや前立て、縫い目部分を両手で挟んでパンパンと叩き、横・斜めに軽く引っ張って形を整えます。
- 肉厚ハンガーの選定:針金ハンガーは肩部分に不自然な突起ジワを作る原因になります。肩先に厚み(2〜3cm以上)のある立体ハンガーを使用することで、型崩れを完全に防ぐことができます。