レイエスのポテンシャルを極限まで引き出した立役者として、新庄剛志監督の存在を外すことはできない。指揮官はレイエスの陽気なキャラクターを尊重し、プレッシャーを感じさせない自由闊達な環境を整えた。打撃の不振期にも辛抱強く中軸で起用し続けた采配が、主砲の心に火をつけたのは間違いない。
本拠地であるエスコンフィールド HOKKAIDOにおいて、レイエスの存在感はもはや象徴的だ。天井高くそびえる開閉式屋根の下、規格外の弾道を描いてスタンドへと飛び込む特大アーチは、球場全体を熱狂の渦へと巻き込む。ベンチで見せるチームメイトへの熱い声援や、サヨナラ勝ちの際に見せる無邪気な笑顔は、指揮官が目指す「ファンを魅了する野球」の象徴そのものと言える。