本庭園の設計を手掛けたのは、昭和を代表する作庭家・庭園史研究家である中根金作(なかねきんさく)氏です。伝統的な日本の庭園技法を基調としながら、現代的な空間構成を融合させた設計が高く評価されています。
広大な敷地内を歩くことで視界が次々と変化する「回遊式」の醍醐味は、以下の3大エリアに凝縮されています。
- 大池と中島(ダイナミックな水景):庭園の中心に配された大池には、三保の松原を想起させる松や石組が美しく配置され、錦鯉が優雅に泳ぎます。水面に映り込む青空と木々のコントラストは圧巻です。
- 枯山水庭園(抽象の美):白砂と巨石で水流や大自然を表現した枯山水エリアは、禅の精神を感じさせるストイックな美しさ。静かに石を見つめるだけで心が整う空間です。
- 三段落ちの滝と渓流(水音のヒーリング):奥部に位置する人工の滝からは清らかな水が流れ落ち、心地よい水音が園内に響き渡ります。都会の真ん中であることを完全に忘れさせてくれるスポットです。
園内には約40種・数千本に及ぶ樹木が植栽されており、春のツツジやサツキ、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪吊りや寒椿まで、いつ訪れても違った表情を見せてくれます。