海外のECサイトや現地のホテル・レストラン端末で決済する際、画面に「JPY(日本円)で支払いますか? それとも USD(米ドル)で支払いますか?」と尋ねられる場面が増えています。この仕組みはDCC(Dynamic Currency Conversion:自国通貨建て決済)と呼ばれます。
「日本円表示のほうが金額が確定して安心」と安易にJPYを選択すると、加盟店や決済代行業者が設定した非常に不利なレートが適用されます。実務上のデータ検証では、市場仲値に対して4%から8%もの割増レートが設定されているケースが後を絶ちません。
知恵袋やSNS上でも、「400ドルのホテル代を現地端末で円建て決済にしたら、後からカード明細を見て市場相場より5,000円以上高かった」というトラブルの報告が日常的に寄せられています。PayPalのドル払いにおいても、デフォルトの支払い設定が「PayPal独自の換算レートによる日本円決済」になっている場合があり、設定を「カード発行会社による換算(ドル建て請求)」へ変更しておかないと、余計な為替マージンを支払うことになります。