結論から言えば、飛び降り事故ニュースにならない理由は「都市伝説的な隠蔽工作」ではなく、報道各社が遵守している自殺報道ガイドラインにあります。メディア報道規制真相の中核にあるのは、1999年にWHOが公表し、改訂を重ねてきた『自殺予防 メディア関係者のための手引き』です。
この手引きでは、自殺の手段、場所、詳細な動機、現場の様子をセンセーショナルに伝えることを厳しく禁じています。日本の日本新聞協会や日本民間放送連盟もこの国際指針に準拠しており、現在の大手メディアでは「単独の自殺事案は、著名人や公人であっても極めて慎重に扱い、一般人の場合は原則として一切報道しない」という運用が鉄則となっているのです。
かつて昭和から平成初期にかけては、繁華街での飛び降りや鉄道事故がローカルニュースの短報として紙面に載るケースも見られました。しかし現在では、自死事象そのものをニュースバリューから除外する「報道自粛の基準」が徹底されており、梅田のような大都市の中心部であっても、その運用が揺らぐことはありません。