2024年のキャスター人事で特に脚光を浴びたのが、副島萌生アナウンサーと星麻琴アナウンサーの2名です。両名の起用は単なる偶発的なスライドではなく、地方局時代から積み上げた確かな取材実績に裏打ちされたものでした。
副島アナは2015年入局後、大分放送局、名古屋放送局を経て東京アナウンス室へ異動。『サンデースポーツ』のキャスターとしてスポーツ報道の現場でフットワークの軽さを証明し、その後『サタデーウオッチ9』でストレートニュースの即応力を磨きました。視聴者からは「声のトーンが落ち着いていて、緊急時でも耳に入りやすい」「派手さはないが誠実さが伝わる」といった安定感を評価する声がSNSや視聴者センターに多く寄せられました。
一方、星アナは2014年入局。岡山放送局、郡山放送局、札幌放送局と地方局を堅実に巡り、東京アナウンス室へ合流しました。特に日曜朝の『日曜討論』での毅然とした司会進行は政治部関係者からも高く評価され、百戦錬磨の政治家相手にも臆さず時間管理と論点整理をこなす姿が話題を呼びました。視聴者コミュニティでも「質問の鋭さが本物」「知的な切り返しが気持ちいい」と絶賛され、夜の看板報道への抜擢は順当なステップアップとして受け止められました。
現場取材を重ねた関係者の証言によると、2名に共通していたのは「自ら現場に足を運び、原稿のファクトを直接確認する姿勢」でした。スタジオで原稿を読むだけの存在ではなく、ニュースの当事者として言葉を発する取材者としての資質が、視聴者の共感と高いエンゲージメントを獲得した要因と言えます。