Q1:もし本当に地球外知的生命体からの信号を受信したら、誰がどうやって発表するのですか?
A1:国際宇宙航行アカデミー(IAA)のSETI常設委員会が策定した「信号検出後の国際協定指針(検出後プロトコル)」が存在します。第一発見者は独占発表を行わず、まず世界中の天文台にデータを共有して追試を要請します。検証を経て確証が得られた場合、国際天文学連合(IAU)や国連事務総長を通じて全人類へ向けて公式に発表される枠組みが整えられています。
Q2:最新のAI技術はどのようにSETIの現場で役立っているのですか?
A2:AI(ディープラーニング)は、人間が見落とすような微小で複雑な電波パターンの検出や、人間が作り出した膨大な電波干渉(RFI)の自動識別・除去において革命的な威力を発揮しています。これまで何年も要していたデータ解析を数日で行い、ノイズの海に埋もれた異常値を高精度で拾い上げることが可能になりました。
Q3:地球から宇宙へ向けてメッセージを送る「アクティブSETI」は行われているのですか?
A3:過去には1974年のアレシボ・メッセージをはじめ、いくつかの恒星系へ向けた電波送信が行われました。しかし現在では、「相手が友好的とは限らない」「不用意に地球の位置を知らせることは文明存続上のリスクを伴う」という懸念(いわゆる暗黒森林理論)から、国際的な合意のない無秩序な送信には批判的な専門家が多く、慎重な議論が続けられています。