発売前の巨大な熱気の中で開催された前夜祭でしたが、現場ではどのような反応が起きていたのでしょうか。当時のSNS(現X)や5ちゃんねる、ゲームコミュニティで交わされた生の声を検証すると、歓喜と同時に新システムに対する激しい議論が巻き起こっていたことが分かります。
「新アクションのイカロールが思った以上に軽快で、2から格段に機動力が上がっている」「バンカラ街の夜景とすりみ連合のライブ演出だけで元が取れる」といったグラフィック・操作感への絶賛が相次いだ一方、最大の問題点として噴出したのが「トリカラバトルの守備側が圧倒的に不利である」というゲームバランスへの不満でした。
当時の中間1位・チョキ陣営に所属したプレイヤーからは、「中央から一歩も出られないまま東西から挟み撃ちにされて勝率が悲惨なことになった」「守備側に課されたペナルティが重すぎる」といった悲鳴に近い投稿がSNSを埋め尽くしました。さらに、攻撃側としてマッチングしようとしても通常のナワバリバトルに回されてしまう「トリカラ過疎問題」も発生しました。
開発陣はこの前夜祭で得られた膨大な対戦ログとユーザーの不満データを即座に分析し、製品版の発売後アップデート(Ver. 1.2.0以降)において、スーパーシグナルの仕様変更や守備側の地形改修、さらにはトリカラマッチの選出ロジック見直しへと繋げることになります。プレイヤーの生の声が、その後のゲームバランス調整を決定づける貴重なフィードバックとなった瞬間でした。