DJ OZMAがNHKから厳罰ともいえる「無期限の出禁(番組出演見合わせ)」処分を受けた最大の理由は、単に下品な演出を行ったことだけではありません。NHK側が最も重く受け止めたのは、「リハーサル時との悪質な乖離(だまし討ち)」でした。
番組制作関係者の証言および当時のNHK記者会見の公式発表資料によると、前日まで行われていたカメラリハーサルでは、脱いだ下には「乾杯」などの文字がプリントされた健全なトランクスや通常の衣装を着用しており、過激なボディースーツの存在は完全に伏せられていました。つまり、生放送の公共放送というプラットフォームを利用した「完全なサプライズ(だまし討ち)演出」として現場に持ち込まれたのです。
公共放送であるNHKは、視聴者からの受信料によって支えられているという特殊な組織構造を持ちます。家族三世代が集う大晦日のゴールデンタイムに、事前の合意なく過度な性的連想を惹起させる悪ふざけを行ったことは、「公共放送の信頼を失墜させた重大な契約不履行」とみなされ、厳しい出演凍結措置が下されることになりました。