扁桃炎の激痛に市販薬は効く?抗生物質不在の真実と正しい選び方

扁桃炎の激痛に市販薬は効く?抗生物質不在の真実と正しい選び方

扁桃炎の激痛に市販薬は効く?抗生物質不在の真実と正しい選び方の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

激痛に震える患者が最も切望するのは「今すぐ効いてほしい」という扁桃炎市販薬即効性です。しかし、錠剤を水で飲んでから血中濃度がピークに達するまでには、どれほど優れた西洋薬でも30分から1時間程度のタイムラグが生じます。

この時間的空白を埋め、さらに粘膜局所の治癒力を引き出す手法として臨床の現場でも高く評価されているのが、扁桃炎漢方薬ツムラ製品をはじめとする漢方生薬の特殊な服用法です。代表格である「桔梗湯(ききょうとう)」や、熱感と腫れがさらに激しい場合に用いられる「駆風解毒散(くふうげどくさん)」、さらには「ツムラ小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)」などは、通常の内服薬とは異なるメカニズムを備えています。

都内耳鼻咽喉科の臨床現場で指導されている扁桃炎喉の激痛治し方における裏技的アプローチが「漢方薬のうがい飲み」です。エキス顆粒を少量(約50ml)のぬるま湯にしっかり溶かし、それを口に含んで上を向き、患部である口蓋扁桃に薬液が直接触れるように10〜15秒ほどガラガラとうがいをします。患部の熱を奪いながら成分を直接粘膜組織へ浸透させ、そのままゆっくりと飲み下すのです。桔梗に含まれるサポニンが気道粘膜の分泌を促して膿の排出を助け、甘草のグリチルリチンが局所の激しい炎症を和らげます。この直接接触による鎮痛・消炎効果は、内服薬が吸収されるのを待つ間の激痛を和らげる手段として、多くの当事者から「意外なほど痛みが引く」と報告されています。

ただし、甘草には「偽アルドステロン症」(低カリウム血症や血圧上昇、むくみ)を引き起こすリスクがあるため、ペラックT錠などのカンゾウ含有市販薬と漢方薬を自己判断で何種類も重ねて長期連用することは絶対に避けなければなりません。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。