「お洒落なカフェ巡りのついでに立ち寄れる整備された遊歩道」という認識は、現地で大きな後悔を生む要因となります。芥屋の大門公園は自然景観をそのまま残した保護区域であり、舗装された歩道は入り口周辺のごくわずかな区間に過ぎません。
道中は土がむき出しで、場所によっては木の根が階段状に張り巡らされています。特に前日や当日の午前に降雨があった場合、黒土が粘土質化して非常に滑りやすくなります。ハイヒールや厚底サンダルでの散策は捻挫や転倒事故のもとであり、絶対に避けるべきです。実際に、靴を汚したくないあまり途中で引き返す観光客の姿が後を絶ちません。
また、夏場(6月〜9月)はヤブツバキの木陰に蚊やアブが発生しやすく、虫除けスプレーや長袖の羽織りものが欠かせません。逆に、冬場(12月〜2月)は玄界灘からの北西の季節風が非常に強く吹き付けます。森の中は風が遮られるものの、展望台に出た瞬間に立っていられないほどの突風に晒される日もあるため、防風性のあるアウターを準備しておく必要があります。