処方されているピルの種類が、現在の症状や体質に最適化されていないことも珍しくありません。ピルには配合されているホルモンの種類や量により複数のバリエーションがあり、効果の現れ方に差が生じます。
例えば、超低用量ピルとして広く使われているヤーズフレックスは、抗ミネラルコルチコイド作用を持つドロスピレノンを含んでおり、むくみや体重増加、精神症状への配慮がなされた設計です。最長120日間の連続服用が可能なため、休薬期間に伴う体調不良(頭痛や気分の波)を減らせるメリットがあります。しかし、「ヤーズフレックスでもPMSが改善しない」という声も一定数存在し、服用サイクルや体質による相性が存在します。
一方、ジェミーナは連続服用が可能な製剤として月経回数そのものを減らすアプローチに強みがあり、ルナベル配合錠(ULD/LD)は月経困難症や子宮内膜症に伴う痛みのコントロールに定評があります。身体の痛みが主因なのか、精神的な揺らぎが主因なのかによって最適な薬剤は異なります。現在服用中の薬で手応えがない場合は、医師に相談の上で超低用量ピルの種類変更を試みる価値が十分にあります。