スポーツの歴史を語る上で、愛知県が輩出したアスリートたちの足跡を外すことはできない。その筆頭が、西春日井郡豊山町出身のイチロー(鈴木一朗)だ。メジャーリーグで前人未到の記録を打ち立て、野球殿堂入りを果たした後も、彼のストイックな生き様と独自の哲学は世界中のアスリートにインスピレーションを与え続けている。「孤高の天才」と称されながらも、日々のルーティンを徹底して守り抜く姿勢は、まさに愛知の職人気質そのものと言えるだろう。
さらに、愛知はフィギュアスケートの「絶対的聖地」としても世界中にその名を轟かせている。名古屋市出身の浅田真央や宇野昌磨をはじめ、村上佳菜子や山田満知子コーチ率いる名門クラブなど、世界トップクラスのスケーターを次々と生み出してきた。大須の歴史あるスケートリンクや中京大学の充実した環境が、幼少期からの英才教育を支える。氷上で見せる圧倒的な表現力と、土壇場で見せる鋼のメンタル。愛知のアスリートたちには、極限状態でもブレない強靭な軸が存在する。