彼女の最大の武器は、圧倒的な「客観視」の能力だ。スキャンダルを隠すのではなく、あえて自らネタにすることで、週刊誌やネットの攻撃力を無力化した。「指原=いじっていい存在」というキャラクターを確立したことで、バラエティ番組の制作陣にとってこれ以上ない使いやすいタレントとなったのだ。
この戦略は、従来の「清純派」というアイドルの呪縛から彼女を解放した。失敗を認め、それを笑いに変える人間味こそが、現代の視聴者が求めるリアリティだったと言える。自らの弱点を最大の強みに変えるセルフプロデュース能力は、群を抜いていた。