ビル敷地内の広場を覆うように新設された巨大なガラス屋根。こここそが、新生・新宿住友ビル三角広場である。天候に左右されることなく最大約2,000人を収容できる全天候型イベント空間は、西新宿の人の流れを根本から変えた。週末には多様な文化イベントやビジネスカンファレンスが開催され、かつて「夜間や休日に人が消える」と評されたオフィス街に新たな息吹を吹き込んでいる。
さらに、この巨大な全天候型空間は単なる賑わい創出の場にとどまらない。災害時には帰宅困難者の受け入れ施設や防災拠点としての機能を果たす設計が施されている。都市の防災力を高めつつ、平常時には市民の憩いの場となる多角的な役割は、現代都市が求めるインフラの理想形を示している。