結論から言えば、キーマカレーの「キーマ(Keema)」とは、ヒンディー語やウルドゥー語で「ひき肉」や「細切れ肉」を意味する言葉だ。つまり、肉の形状に着目した分類なのである。
本場インドのキーマカレーは、必ずしも汁気が全くないわけではない。トマトや玉ねぎの水分、あるいはヨーグルトなどを加えて程よく煮込んだ、とろみのあるタイプも一般的だ。極端にいえば、ひき肉を使ってさえいれば、スープ状であってもそれは「キーマカレー」と呼ぶことができる。羊肉(マトンやチキン)が使われることが多く、スパイスの複雑な香りと肉の旨味をダイレクトに味わうのが特徴だ。