Q1:太ると身体の細胞の数は増えるのですか?
A1:成人後の一般的な体重増加では、主に既存の脂肪細胞が脂質を蓄えて体積を大きくする「肥大」が起きます。ただし、重度の肥満状態が続くと脂肪細胞の分裂・増殖が促され、細胞の個数そのものが増加することもあります。一度増えた脂肪細胞の数は減りにくいため、早期の体重コントロールが推奨されます。
Q2:小児や小柄な女性の細胞数は37兆個より少ないのですか?
A2:少なくなります。37兆2000億個という指標は「身長170cm、体重70kgの成人男性」をモデルに算出した数値です。体重50kg前後の成人女性であれば約25兆〜28兆個程度、乳幼児であれば数兆個レベルと推計されます。細胞数は体格や骨格、血液量に比例して変動します。
Q3:なぜ今でも「60兆個」と表記されているWebサイトや書籍があるのですか?
A3:教科書や一般向け書籍、教育カリキュラムの改訂にはタイムラグが存在するためです。また、過去に出版された健康本や、古いデータを再引用し続けているWebメディアが依然として残っていることが原因です。現在の学術界では2013年以降の約37兆個説が公認されています。
Q4:脳の神経細胞は一度死ぬと絶対に再生しないのですか?
A4:大脳皮質の大部分の神経細胞は再生しませんが、記憶を司る「海馬」などの特定領域においては、成人後も神経幹細胞から新たな神経細胞が生み出される「神経新生」が起きていることが近年の脳科学で判明しています。適度な有酸素運動や知的な刺激が神経新生を促すとされています。