今期のチャートを牽引しているのは、従来の枠組みを大胆に破壊した3つの作品だ。第一に、地方の過疎化とAI監視社会をモチーフにしたサスペンスドラマ。第一話のラスト5分で見せた予期せぬ裏切りが波紋を呼び、伏線回収の緻密さで他を圧倒している。
第二に、深夜枠から口コミで爆発的なヒットを記録しているヒューマンドラマ。大げさな展開を排し、現代人の孤独と再生を淡々と描いたセリフのリアリティが、疲れた夜を迎える現代人の心に深く刺さった。そして第三は、海外資本との共同制作による本格アクション史劇だ。1話あたり数億円規模の予算が投入された映像美は、もはや映画とテレビの垣根を完全に拭い去っている。